豚の耳に偏西風

誰が豚だ。

柴咲コウに付くか、ビルゲイツに跪くか

今更ながら今年話題になった種苗法改正について、農家でもよくわかってない人が多分90%ぐらいだと思っている。その90%に私もいるんだが、仕事も比較的落ち着いてくる季節なので、サイト漁ったり、本探したりで、賛成派反対派の意見を見ながら自分はどう考えるかを模索してる。


インターネットは情報が見にくく、あまり良いサイトが無かった。
農業関係のサイト、良いサイトはほとんど無いのは昔からだね。
自分で作れってこったね。


一番分かりやすくなっていたサイトはやはりJAだった。
https://www.jacom.or.jp/column/2020/06/200604-44664.php

 

結構見やすい。
これ見ちゃうと果樹農家でも色々直面する問題はありそうだ。
でも、やっぱり現状の種苗法をもう一度勉強しないとよくわからない


果樹研で講習生やってた時、育種を国とか公的機関がやる理由を講義の中で聞いたのを思い出す。


「育種は当たると大きいが、結果が出るまで時間がかかり、しかも当たるとは限らず、破産した人多数。だから、公的機関がやる」と。


確かこんな感じだった笑


確かに、今後の気象状況や人間の好みなんてどうなるかわからんし、そんな未知な品種の大当たりを引く前に寿命が来そうだな。
安定して品種改良するってのもやっぱり大事だと思う。
研究は辞めたら二度と出来なくなるだろうしね。積み重ねは重要だ❗️

 


種苗法改正でざっくりした感想はもう一つあって、「品種云々も大事だけど、作り手がいい加減で死んだ品種もあればそこが丁寧で主力品種になったのもあるんじゃないか。」っていうこと。


桃で例えると、「まどか」なんて評価が両極端に分かれる。
原因は作り手がちゃんとしてるかどうかってところ。
着色が中身より早めに来ちゃうから、色だけ見てさっさと出荷する人の「まどか」は本当に不味い!食えない❗️☠️マジ大根みたいな桃‼️


でも、ちゃんと熟度確認して収穫された「まどか」は美味い‼️リピーター多すぎ❗️😇


なので、「まどか」が良い品種か悪い品種かは作り手に委ねられてる。


良い品種は作り手と密接に関係してるはずなのに、種苗法改正の話はあんまり農家で話題にならなかったと思うんだよね。


その辺に「政治が農家を跨いで行った感」があって少し寂しい。いや、かなり寂しい。
これは平均年齢70歳近い業界に対して、ケンシロウよろしく「お前はもう死んでいる」扱いだ💧

 


資本主義怖いね。いつでもビルゲイツ達に体力勝負挑まれたら死んじゃうよ、今の日本の農業は〜( ´Д`)y━・~~
ってずっと思ってたけど、実はもう既にビルゲイツみたいな人たちに体力勝負挑まれてるとしたら…。

絶対無いとは言い切れない。

 


あー怖い怖い。
怖いからもう今日は寝る((((;゚ω゚))))ガクガクブルブル